先日、雑誌社の取材で、俳優の横内正さんが取材に訪れました。
横内正さんと言えば、時代劇ファンには、TBSの人気時代劇『水戸黄門』の初代渥美格之進役(というより、格さんと言った方が早いでしょうね?)、 松平健さん主演の人気時代劇『暴れん坊将軍』の初代南町奉行大岡忠相役でお馴染みの人物です。
数年前にはプライベートな面でも、お茶の間の話題となった事は、まだ記憶に新しいところです。
横内さんとは、もちろん初めてお会いしたのですが、ご本人は上背もあり、恰幅も良く、そしてなんと言っても「独特の渋い低音の声」で、一声聞くなり「おおっ!」というようなオーラがありますね。その「渋い声」に関しては、ナレーションや声優としてもご活躍されているので、皆さんも良く耳にしているはずです。
そして、私の職業柄、どうしても髪の毛に目が行ってしまうのですが・・・今回ももちろんチェックしました。
当然、時代劇用のかつらは着けていませんので、完全に自毛です。白髪は多いものの毛量は割と多く、サラッとした髪形で、清潔感を感じました。(オシャレに気を使っていると、年齢を感じませんね!)
人物像としては大変気さくな方で、聞き上手でテンポ良く話してもらえます。ものの数分で、こちらの緊張もあっという間にほぐれまして、対談予定の1時間を少々オーバーしてしまう程の盛り上がり(?)ぶりでした。
対談の中には、芸能人の「かつら使用」についても、「○○のは不自然だよねー」「××はどこのメーカー?」「あっ!その方は、某大手メーカーで・・・」などと、盛り上がりました。
(私自身、メーカー勤務時代に芸能人の方を担当した事も結構ありますが、その辺はさすがにあまり言えませんので、こちらは名前を伏せながらですが・・・)
芸能人とかつら・・・これも切っても切れない関係だと言えます。
時代劇に限った事ではなく、普通の役どころでも使用する機会はかなりあります。そして、多いケースが「すぐにかつらが必要!」というケースですね。以前は「撮影で俳優の○○がかつらを借りに来ているらしいよ・・・」等と言う事も結構ありました。
横内さんも撮影のエピソードを話してくれまして、
「昔に撮影で、急に若い頃の役を演じなきゃいけなくなって、かつらメーカーの△△に行ってさぁー」
「ああ、△△ですか?私がいたメーカーですよ。結構芸能人も公私ともに出入りしていましたよ!」
「あっそうか福井さんもいたから価格は知ってるよねー。当時50~60万位だったと思うけど、借りたかつらを何だかんだで、もらっちゃいましてね・・・何だか得した気分でしたね」
と横内さん、本当に気さくに色々お話が出来ました。
続きは、というより本来の趣旨である、対談内容に関しましては、後日に記事をUPしますので、しばらくお待ちください。
最後に横内さんのデータを簡単に記します。
出演: ●旅路(1967年-1968年・NHK(連続テレビ小説)) ●暴れん坊将軍Iシリーズ~VIIシリーズ(1978年 – 1997年・テレビ朝日・初代南町奉行大岡忠相役) ●水戸黄門第1部~第8部(1969年 – 1978年・TBS・渥美格之進役) ●風林火山(2007年・NHK大河ドラマ・清水吉政役)
これは記念として、後日、雑誌社にお送りいただいた写真です。
横内さん、また是非お会いしましょうね!
福井
ビーエスト代表
かつら大手メーカー2社で、技術職から管理職まで幅広く従事。ヘアケア業界では35年以上のキャリアを持つ。