かつらのベースデザインを作成しています
こちらはかつらの工場で、色々な指示のある書類を基にベースのデザインをしています。
かつらというものは、フロント、周囲そして分け目やつむじ等、部分ごとに使う素材は異なります。
それにしても、その作業を見て思うのですが、実に淡々と作業をこなしています。
迷いが無いと言いますか、本当に何事もないような表情でスイスイ作業は進みます。
（当然、彼らもベテランなので当たり前なのかもしれませんが・・・）
余談ですが、ある工場へ視察に行った時、この作業をしている年配の男性はなんと、くわえタバコでこの仕事をしていました。
たまに、灰が「ポロっ」と落ちるのですが、その時は「サッ」と作業中のかつらをどかして、灰を床に落とすのです。その絶妙なタイミングと言ったら・・・まさに「その道３０年」みたいな感じでした。
かつらのベース素材は、繊維で出来ていますので、灰が落ちたら当然「ジュッ」とその部分が焦げますから、避けるのでしょうが・・・
それにしても、作業が終わってから、タバコをゆっくり吸えばいいのに・・・と思ってしまう私は、やっぱり几帳面な日本人なのでしょうね。
