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かつらは新宿のM社で5年前に購入しました。
作っては見たものの、分け目の所の下地が見えていて、気になって使用しませんでした。
お店の対応も悪くて値段も高いので、現在は通ってもいません。
5年間で使用は5回ぐらいでした。
上記のお店で次のかつらを勧められ、高かったので辞めてタブレットで調べました。
金額が安くて安心できたので他のメーカーまで行かず、かつらオンラインで注文しました。
それにほかのメーカーは、総て高額でした。
ただ、インターネットでかつらの注文は初めてだったので、不安も有りました。
私の場合は、見本かつらお試しを知人にも見てもらって色や長さの仕様を決めました。
オーダーしたかつらの受け取りも予定よりも早くて良かったです。
馴染みの床屋で長さを多少調整してもらいました。
使ってみて思ったのは、あまり気にしなくて多く使用した方が、かつらに慣れてくるように思いました。
本人が思っているほど、他人は気にしてないようですね。
何か有ったら連絡します。
よろしくお願いします。
店長より
今回は、たまにかつらをご使用される70代のお客様です。
以前に作ったメーカーは
「高いのに対応も悪くて、次のかつらを勧めてくる」
のでもう行かないとの事です。
かつらという名前について
アンケートにも有りましたが、
「かつらという名が良くないと思います。」
「ブドウ酒なら買わないが、ワインなら飲みたくなるのと同じだと思います。」
との事。
…う~ん。言い得て妙ですね。
確かに、ヘアピースやウィッグと言った方が聞こえは良いかもしれません。
でも、かつらという言葉そのものより、もその扱われ方のイメージにも原因が有るのかな?と思います。
コントやギャグで風でかつらが外れて笑いを誘ったり、薄毛やかつらをからかったり笑いのネタにするようなことが昔から続いています。
(現実的に、風でかつらが飛ぶことはありませません!)
また、日本の昔からの文化で
「恥の文化」と言われている事が有ります。
これは、”人にどう見られているか”という、世間体や外聞といった”人の視線”を気にする文化です。
人の視線が気になるから、”良く見せる”というより”隠す”に重点を置いてしまう傾向にあると思います。
そして、隠したものが見られると”恥ずかしい”となる訳です。
ただ、現在は男性も女性も髪型や服装は、昔に比べてかなり自由になっています。
30~40年前と比較すると、雲泥の差ではないでしょうか?
それならもっと、おしゃれを楽しんで(やや茶髪のかつらとか、長目で毛先がカールした髪型)”隠す”より”見せる”のもいいと思いますよ。
歯科治療とかつらの関係
ダイエットや美容整形、エステやジムなど、見かけを変える産業はいくらでもあります。
中でもかつらに結構近いかな?と思うのは、意外と”歯医治療”です。
(過去数人、歯科医のお客様に言われたことが有ります。)
歯が1本抜けた→差し歯を入れる
毛が抜けて薄くなってきた→増毛する
歯が数本抜けた→部分入れ歯にする
毛がだいぶ抜けてきた→部分かつらにする
歯がほとんど抜けた→総入れ歯にする
毛がほとんど抜けた→全体かつらにする
と、こんな感じで結構、共通点があるように思います。
ただ、歯医治療の場合は、周囲にオープンにしても大した反応も無く、笑いのネタになる事も少ないのではないでしょうか?
(もちろん、全く無い訳では無いですが、少ないですよね?)
前歯数本の部分入れ歯などは、使用前・使用後でかなり顔の印象も変わりますが、意外と皆さん”最低限のエチケット”のように、早急に対処したりもしていますね。
かつらも”抜けた(無くなった)物を補充する”という点では、全く一緒です。
髪の毛が
・少し抜けたら、少し補充する
・だいぶ抜けたら、だいぶ対処補充する
と、シンプルに考えたらよいと思いますよ。
そして、
「隠す」ではなく、
「良く見せる」
という、お気持ちで始める(続ける)のが良いですね。
当店では若い方(小学生ぐらい)から、80代の方まで幅広く対応しています。
ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
今回のお客様は、お届け後に近所の床屋さんで少し調整されたとの事でした。
その後、メールで
「コロナ禍であまり使用機会が無いですが、よろしくお願いします。」
との事です。
製品も気に入って頂きまして何よりでございます。
今後ともよろしくお願い致します。
ビーエスト代表
かつら大手メーカー2社で、技術職から管理職まで幅広く従事。ヘアケア業界では35年以上のキャリアを持つ。