かつらのセットについて

さて、今回は「かつらの耐久性」「かつらの値段」に次いで、お客様によく聞かれる「かつらのセット」についてです。

スタイリングのベースとなる”かつらの洗い方”は←こちらをご覧下さい。

 

かつらのセットは自然さとカンタンさ?

一口にかつらのセットと言っても様々な事が思い浮かびます。
・髪型をどうやって整えるか?
・ブラシがいいのか?クシがいいのか?
・装着してするのか?外すのか?
・スタイリング剤の使用は可能か?
・ドライヤーは大丈夫か?
などなど、色々な事が有りますね。

 

ここでいきなり結論を言いますが
「かつらのセットは、自然さとカンタンさを優先すべき」です。

 

 

まずは自然さですが、これは当たり前の事のようですが、実践出来ていない人もいるのではないでしょうか?
・昔からこのスタイルだから…
・メーカーの担当者から勧められたから…
・変えるの面倒だし…

お気持ちは分かりますが、思い切って少しだけイメージチェンジするのも良いのではないでしょうか?

やはり、かつらのスタイルは、あまりカッチリしないで少しラフに・無造作に…ぐらいが自然になります。
少し前髪をパラパラと下ろしてみて、分け目をぼかすだけでも良くなります。
更に軽くワックスを毛先に付けて、動きを出して…と言う風にスタイリングすると、格段にカッコ良くなります。

 

ワックスを少しつけただけでもイメージが変わります。

 

 

と、話が前後しましたが、スタイリング剤は使った方が絶対にいいです。
上述のワックスやジェル、ムースにスプレーなど、外出時に風が強くてもセットが崩れないので、おススメです。

特にワックスは、セットが乱れない、手直しがきく、艶消しを使えばテカリもない、と良い事ずくめです。
艶消しでセット力の強いワックスは、本当におススメですので、ぜひお試しください。
初めての人や使い方が分からない人は、”自分でセットできるかつらです”←こちらをご覧下さい。

 

 

プロが教えるドライヤーでカンタン癖付け!

かつらを洗った後には、形をある程度整えて自然乾燥が好ましいですが、軽くドライヤーで水気を飛ばしてから整えてもOKです。
その時にある程度、お好みのスタイルにしておけば、次回に使用する際に簡単なお手入れで済みます。

ドライヤーに関しては、あまり近くで長時間使用しなければ、全く問題ありません。
逆に至近距離で長時間使用していると、髪の毛が痛んで脱毛や劣化・変色の原因になります。

 

皆さん意外と知らないのが、「ドライヤーでの癖付け」です。
これは、プロでもよく使う手法で、パーマをかけていなくても前髪を上げたり流したりが容易に出来ます。
(勿論、前髪以外にも利用できます。)

 

 

・前髪を少し濡らしてとかします。(画像①~②)
・ブラシかクシ(ブラシの方がやりやすいです)で流したい方向に髪の毛を巻き込みます。(画像③)
・髪の毛を巻き込んだブラシに一瞬(1~2秒)ドライヤーを近くであてます。(画像④)
・そして、ドライヤーをすぐ離して、ブラシをそのままに5秒ほど髪の毛を冷まします。(画像⑤)
・次にブラシを巻き込んだ方向にくるりと廻して外します。(画像⑥)
・前髪の半分ぐらい上がって流れが出来ました。(画像⑦)
・残り半分も同じこと繰り返します。(画像⑧)
・見事に髪の毛が”フワッと”します。(画像⑨~⑩)

 

*分かりやすくする為に、少し大げさに前髪を上げています。
本当はもっとラフな感じが良いと思います。

 

注意点は上述しましたが、ドライヤーの熱風を長くあて過ぎない事です。
短時間(1~2秒)なら、ある程度近くなっても大丈夫ですが、そのまま至近距離で長く熱風をあててはいけません。

そして、セット後はスタイリング剤で形をキープしないと崩れます。
これは熱で一時的に癖付けしているだけなので、髪の毛が時間と共に元に戻ろうとする力が加わる為です。
ですので、この形をキープするならセット力のあるスタイリング剤をご使用ください。

 

 

スタイリングについて

最後にかつらのセット(スタイリング)のコツですが、あまり「キッチリ・カッチリ」しない髪型をするのが良いと思います。
どんなに自然でもセットに1時間も2時間もかかるようでは、毎日疲れてしまいます。
だからといって、ほとんど何もセットせずに、周りの人から「あれっ?」と思われるようでは、かつらの意味が有りません。

今迄よりほんの少し”今時の髪型”の要素を取り入れると、髪型に余裕が出ます。
女性も男性も少しだけ勇気をもって、この”少しだけ”にチャレンジしてみて下さい。

少しラフに、そしてスタイリング剤の特性を活かして「自然に・カンタンに」かつらをご使用くださいませ。

 

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