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さて、今回はかつらの大きさ(サイズ)についてお話しします。
「かつらの装着は、ピンかテープどちらがいいの?」に続いて、サイズに関しては多く聞かれる事柄です。
かつらの大きさはどれぐらいが良いか?
当店では、基本がS・M・Lと3種類ありまして、通常の男性型の薄毛であれば十分カバーできるサイズです。
まず、大きさの目安としては、ピン装着のかつらなら、かつらの横と後ろが自毛に1cm~1.5cmほどかぶさる感じです。
テープや接着剤の装着なら、自毛の無い部分ぎりぎりにかつらの周囲が収まる大きさが目安になります。
という事は、装着方法によってサイズ選びが変わってくるという事です。
「ピンなら自毛に少し重なる、テープは自毛に重ならない」と考えて頂ければ、大方間違いはないと云えます。
ただ、ピンでもテープでも自毛の脱毛が、現在どの程度進んでいるかを考慮する必要もあります。
急激に脱毛が進んでいるのでしたら、大きさは少し大きめを選んだ方がいい場合もあります。
その反対に自毛の脱毛がほとんど変わっていないようなら、かつらのサイズを大きくする必要はありません。
自分で選ぶと少し大きめを選ぶ?
当店ご利用者の傾向としては、少し大きめを選ばれる傾向にあります。
かつらをお届け後、協力店をご利用されるケースもありますが、ご利用後に協力店からお電話を頂戴する事があります。
「○○様と言う方が来店されました。ありがとうございます。」と言う内容です。
その際に、「カツラは良くお似合いでしたが、ワンサイズ小さくても十分カバーできた感じですね」
というご意見を何度か頂戴したことがあります。
やはり、皆さん脱毛が不安で少し大きめを選ばれるのだと思います。
かつらのサイズ選びのコツ
当店では大きさについてアドバイスする時は
「ピンがしっかりとまる、テープでちゃんと装着できる」なら、かつらはなるべく小さめを選んでくださいとお伝えしています。
当たり前の事ですが、ご自身の髪の毛が一番自然なので、自毛を最大限活かすという意味合いからこう説明しています。
かつらは自毛とうまく馴染ませるのが、自然に見せるコツですが、中にはかつらの横や後ろの毛を長くして、自毛を覆てしまう方もいらっしゃいます。
横や後ろの自毛がかなり少ない場合には、この様な合わせ方も有効になります。
ご本人様の頭髪の状況によって、様々なケースがありますので、お気軽にお問い合わせください。
ビーエスト代表
かつら大手メーカー2社で、技術職から管理職まで幅広く従事。ヘアケア業界では35年以上のキャリアを持つ。