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今回は「かつらの耐久性」についてお話しします。
「かつらはどれ位持ちますか?」
「かつらの寿命は?」
等は良く聞かれるベストスリーに入る質問です。
かつらの”もち”はどれぐらい?
そもそも、かつらが寿命を迎えるというのはどんな状態でしょうか?
・毛が抜けてきた
・型が合わなくなってきた
・ベースが駄目になってきた
うーん、確かに上記の理由はありますが、あくまでも要素の一つですね。
では、正解は…
ズバリ
「本人が寿命だと思った時」
なのです。
なんだか、当たり前のような答えなのですが、これが重要なのです。
かつらを作ってから毎日のように使用して、
「10年以上使っているよっ」というツワモノ(?)もいれば、
1年ごとに「ちょっと毛が抜けてきたので…」と言って作成される方もいらっしゃいます。
現在のかつらオンラインでの通販形式になってからは、電話やメールでのご対応となる為、お会いしてご相談する事は有りませんが、私自身も大手かつらメーカー2社で長いこと勤務経験が有りますので、それはもう様々なお客様を見てきました。
・ベースがボロボロになって原形をとどめていない状態で何年も使用している人…
・毛がほとんど抜けていて、かつらの役目を果たしていない人…
・脱毛範囲に対してかつらが小さいくて地肌が見えている人…
・自分でかつらを継ぎはぎして修理している人…
など等、例を挙げればきりがないほどで、
「そろそろ買い替え時期では?」とおススメしても
「まだいいっ!」と聞く耳持たない方も結構いらっしゃいました。
まあ、かつら1台60万円で、2台なら割引で110万円なんて言われても高いですから、その気持ちも分かるんですけどね…
かつらの”寿命”とは?
では、上記のような方々はチョット極端ですが、大まかな目安としての寿命はどれぐらいでしょうか?
当店では一つの目安として3年程度とお答えしています。
これは3年経ったら駄目になるという事ではなく、あくまで目安の年数です。
1~2年で買い替える方もいる反面、5年以上使用していても非常にきれいな状態だったりして、使い方によっての個人差が有るからです。
かつらのお手入れの仕方によっても違ってきますね。
あとは、かつらを1台だけ使用なのか、2台交互に使用なのか?等によっても変わってきますね。
ただ、かつらというものは「長く使える消耗品」のようなもので、日々の使用の度に少しづつ痛んでいきます。
そして、使い始めから1~2年位すれば、毛も増毛したりベースのコーティング等の修理も必要な場合が有ります。
*修理も当店の場合は、他社製品も含めて低価格で出来ます。お気軽にご相談ください。
あくまでもかつらという物は
「脱毛で抜けた自毛を補って、髪型をお好きなように維持する物」です。
”いかに自然な髪形を維持するか”に焦点を絞ってご使用頂くのが、かつら本来の意味であると思います。
大手メーカーのように1台が何十万もすると、かつらが傷んで修理不能でも買い替え出来ないかもしれませんが、当店のように低価格なら比較的、新たなかつらを購入しやすいと思います。
あまり痛みが激しくならないうちに、修理をしたり適度に買い替えされる事をおススメ致します。
#かつら #カツラ
ビーエスト代表
かつら大手メーカー2社で、技術職から管理職まで幅広く従事。ヘアケア業界では35年以上のキャリアを持つ。