かなり古い記事になりますが、かつらで身長を伸ばそうとして逮捕されたというニュースがありました。
内容としては、インドで警察官の採用試験で自分の身長が足りないから、かつらを着用して、かつらと頭の間に詰め物をして身長を高く見せようとしたとの事です。
ちなみに採用条件の身長は165cmで3cmほど足りなかったようです。
インドのムンバイで警察官は薄給で勤務時間も長いのですが、人気の職業らしいです。
警察が定期的に行なう採用試験では、常に数千人の応募があるとの事です。
それにしても身長をごまかして逮捕は厳しいですね。
すぐに保釈されたらしいのですが…逮捕の理由は詐欺容疑との事。
そういえば、日本でも検査の為に身長を伸ばすという事がありました。
こちらは記憶している人も多いと思いますが、そうです、大相撲の舞の海です。
相撲部屋に入門するには身長が足りなくて、頭にシリコンを入れて合格を勝ち取ったツワモノです。
1回目の検査では、髪の中に鬢付け油を大量に入れて固めていたが、気温が高く溶けてしまい、既定の173cmに足りなく不合格との事。
そして、次に外科手術により、頭皮の下に袋を入れて徐々にシリコンを入れるというもの。
これにより2回目の検査は見事パスしたのですが、その時の写真はすごいですね。
頭の天頂部が高く盛り上がって頭の長い人になっています。
ちなみにこのシリコン法ですが、相撲界ではそれほど例外ではなく、最初にこれを行なったのは大受 久晃さんで、引退後は審判委員も務めていたので、テレビでその姿を見た人もいるのではないでしょうか?
(現在ではシリコンで身長を伸ばして新弟子検査を受けるのは禁止になっているとの事です)
舞の海はかつらではありませんでしたが、かつらは見た目を一瞬で変えられますので、芸能の世界から変身や変装まで実に幅広く使用されています。
初対面の印象は髪型で7割ほど変わるとも言いますので、身だしなみには気を付けたいものです。
ビーエスト代表
かつら大手メーカー2社で、技術職から管理職まで幅広く従事。ヘアケア業界では35年以上のキャリアを持つ。