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かつらオンラインでは、提携工場へ定期的な視察を行ない、品質を徹底管理しております。
当店のかつらは、提携工場で厳選された素材を、熟練の技術者にて徹底した工程管理の下、一つ一つ丁寧に商品の作成をしております。
その緻密さは、到底機械では出来ないもので、かつらの歴史が始まって以来、脈々と受け継がれている人の手による技術です。
頭の丸み(アール)を作ります
超音波の機械(超音波溶着)を使って、かつらのベースとなる短繊維(モノフィラメント)の素材を、加工します。
上から金属の棒が出て来て、下の半円状態の金属に、「ゴツン」と当たります。
その時に超音波で溶着します。
これを細かく、繰り返します。
一見、単調そうで簡単そうに見えますが、ここでしっかり溶着させないと、 かつらのきれいな頭の丸みが表現できません。
やはり、根気のいる仕事です。
指示に合わせて、かつらの各パーツをデザインしていきます。
そして、各部分のパーツを用意していきます。
ネット素材を切ったり貼ったりで、何だか学校の工作の時間を思い出します。
ベースコーティング(周囲のベースや分け目の作成です)
均一にムラ無く作成するのは、技術が必要です。
塗りが薄すぎると耐久性が落ちます。
反対に厚すぎると自然さが損なわれます。
ベースが出来上がれば、次はいよいよ植毛です。
そんな、工場からも当店は、特に細かいと言われます。
(これでも以前よりは、こちらの希望を理解してくれているので、最近はあまりうるさく言ってないのですが…)
一本一本丁寧に植毛しているのを見ると、なんだかカットするのが申し訳ないような気になってきます。
それぐらい、皆さん一生懸命、かつらのベースに植毛しています。
世界各国から注文が来るため、色々な型(頭の土台)があります。
昔は、石膏を使用していましたが、今はあまり使いません。
その代わりに使用するようになったのが、ウレタンです。
その扱いの手軽さや素材の特性から、多くの工場でウレタンは使用されています。
お客様に考えて頂きたいこと
近年、かつらの工場では人手不足が深刻な問題になっています。
その昔、かつら製造は、韓国が世界のほとんどのシェアを占めていましたが、韓国での人件費の高騰から、製造の拠点はいまや中国となっています。
その中国は、1978年以降の「改革・開放政策」により、「世界の工場」と呼び称されるまでになりました。
しかし最近では、中国の若い人たちは待遇の良い職場を求めて、かつら工場へは来ないので工場では高齢化が進んでいるそうです。
そんな中で、頑張っている若い従業員や、大ベテランの人には本当に頭が下がります。
当店の「ワンズヘアー」も、そんな環境で一生懸命、作られています。
どうぞ高品質で丁寧に作られた見本かつらをお試しくださいませ。
あなたのその一歩が人生を変えられると確信しています。